日蓮聖人降誕800年
日蓮宗全国霊断師会連合会
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第42回
どうして端午たんご節句せっくに鯉のぼりをあげるの?

よろこびちゃん

端午の節句は、奈良時代から行われている古い行事なのよ。

端午というのは、五月初めの午(うま)の日という意味だけど、それがいつのまにか五月五日に固定されてしまったの。

奈良・平安時代の端午の日は、災厄を避けるための行事が行われた大切な日だったの。それが、江戸時代に幕府の重要な式日となり、将軍に世継が生れると、この日盛大にお祝いするようになったの。

鯉のぼり自体は、江戸中期に庶民の間から生まれたんだけど、中国に古くから伝わる伝説「登竜門」になぞらえ、竜門の滝をとうりゅうもん登り切ると鯉が竜になるように、我子も健康に育ち、将来は大きく出世して欲しいという気持を込めたものなんですって。

袈裟ってなに?

また、「わが家に男の子が生まれました。どうぞお守りください。」と天の神様に伝え、守っていただく意味があるとも伝えられているのよ。

鯉は、強い生命力があるということから、盛んに鯉のぼりを飾るようになっていったの。吹流しの色にも由来があって、子供の魔よけの意味が込められているんだって。

初めは和紙に鯉の絵を描いたものだったけど、現在は合成繊維の鯉のぼりが広く親しまれているわね。 私は女の子だから柏餅を食べてお祝いし~よおっと!

全国のよろこび君がお題目を唱えて倶生神月守を持って鯉のぼりのように元気に、すくすく成長していいきますように!

イラスト 小川けんいち

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