日蓮聖人降誕800年
日蓮宗全国霊断師会連合会
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第41回
袈裟ってなに?

よろこびちゃん

お坊さんが衣の上にかけるお袈裟。

今回はお袈裟についてお答えするわ。

袈裟はサンスクリット語の「カサーヤ」という言葉を音写したもので、「汚れている」や「壊色(えしき)」といった意味があるの。

元々インドなどの暑い地域でお坊さんが“使い古しの布きれを寄せ合わせて作った衣”が袈裟の始まり。

袈裟ってなに?

それが日本や中国と言った寒い地域に入ってきて、袈裟の下に「もう一つの衣」を着るようになってから、神聖化され装飾品や色鮮やで豪華なものとなって、お坊さんのシンボルとして用いられるようになったのよ。

右肩を出して左肩を隠すようにしてかけるのは、右が清浄、左が不浄とされているから。

袈裟を着用するのは仏弟子となった証(あかし)でもあるんだって。

今度、皆さんの団長上人のお袈裟もじっくり見てみてねー。

※この記事は、教誌よろこび令和元年4月号に掲載された記事です。

イラスト 小川けんいち

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