現在のお年玉はお金が主流だけど、昔は違ったのよ。
本来お正月というのは、新年の神様である「年神様」を家に迎える行事なの。年神様は、新しい年の幸福や恵みと共に、私たちに魂を分けてくださると考えられてきました。
皆さんのご家庭でも、お正月に鏡餅を飾るかしら?実はこの鏡餅に、お迎えした年神様が宿ると言われています。その鏡餅の餅玉が、年神様の御魂であり、新しい年の魂となる「年魂」になるんですって。
そして、その餅玉を、家長が家族に「御年魂」「御年玉」として分け与るようになったのよ。これがお年玉のルーツ!もともとはお餅だったなんて、ビックリでしょ?でも、単なるお餅じゃなくて、「魂」を象徴するものだったのね!
「お雑煮」で、この餅玉を食べることで体に魂を取り込むと考えられてきたんですって。わたしもお雑煮を食べて、今年も良い一年にしたいわ。
まずは、お寺へ初詣に行ってこよう!お年玉たくさん貰えますように~♪
イラスト 小川けんいち