いよいよ今年も暑い夏がやってきたわね。
そんな時に相手の健康を思いやり、普段お世話になっている人や親しい人にお手紙や品物を送ることを「暑中見舞い」と言うわよね。
暑中見舞いが始まった由来はお盆の時期の里帰りと関わりがあるの。
昔はお盆に里帰りする時、ご先祖様へのお供えものを持参する習慣があったの。
それが段々と地元のお世話になった方へのあいさつと品物を送る贈答習慣になっていき、やがて簡略化されて手紙だけであいさつを済ませるようになったのが暑中見舞いの始まりと言われているのよ。
暑中見舞いを送る時期の決まりは諸説あるけれど、主に暦の二十四節気で小暑から立秋の前日までに送るのが良いとされているみたい。
また、相手が喪中の時に年賀状を控えることは知られているけれど、季節のあいさつである暑中見舞いは送っても構わないとされているの。
ただ、華美なハガキは避けて落ち着いた色柄にするなど、相手への気遣いを大切にしたほうがいいわね。
最後にみなさんに心を込めて
暑中お見舞い申しあげます!
今年は暑さ厳しい夏になりそうなので月守りを持って、お身体を大切にお過ごしください。
よろこびちゃんより
イラスト 小川けんいち