こうして前半と後半それぞれのテーマが比較されることで、後半の教えが本当に大事なことが明らかとなります。なぜなら「全ての命は佛様になれる」という教えも、「本当の佛様」の存在あってこそ成り立つからです。すなわち従地涌出品第十五後半・如来寿量品第十六・分別功徳品第十七前半までの一品二半こそが最も重要なるお経だということなのです。しかしまだまだこれで終わりではありません。
経典として書かれた教えとしては確かにこの「本当の佛様」を説く一品二半は最高最大の教え、佛教の真髄といえます。
されど大聖人様はこの一品二半の経文の、さらにその奥底に秘められし真の奥義を見出されたのです。確かに一品二半に書かれている経文をいかに血眼になって捜しても、その奥義は文章としては何も書かれてはいません。それは表面にある経文を通して示されたお経の心、経文の奥底にある教え、まさに本当の佛様からの秘められたメッセージであり、真に選ばれし人、大聖人様だからこそ発見しえた教えだったのです。


