日蓮聖人降誕800年
日蓮宗全国霊断師会連合会

よろこび法話 よろこび法話

#015
生きる意味とは
~この娑婆世界(しゃばせかい)に生れて~

生きる意味とは

島根県浜田市
龍泉寺聖徒団団長
笹部 一眞

私は今年で五十八歳、島根県浜田市で龍泉寺というお寺の住職をつとめています。子供の頃はそんな自分の将来は想像していませんでした。縁あって入寺したお寺には、寺庭婦人とその母親、そして今は都会に出た大学三年生と大学一年生の息子、地元の高校に通う二年生の娘がいます。お寺の住職として、また一家の主としての諸々の責任重大です。生きるということは一生懸命なものです...


#014
御題目を唱え、今を楽しんで生きましょう。

御題目を唱え、今を楽しんで生きましょう。

神奈川県小田原市
本典寺聖徒団副団長
戸田 雅子

娘が三人目の子供を授かり、臨月を迎えた八月に産婦人科へ行った時の事。「予定日は二十七日だけど赤ちゃんは大きくなっているからいつ産んでもいいですよ。希望の日にちはありますか?」とお医者さまから言われたという...


#013
お題目におまかせします

日蓮宗霊断師会三重県会長
追分教会聖徒団団長
高鍋 鳳憲

最近、寺離れ、宗教離れという話しをよく耳にします。

「私は、無宗教、無信仰です。」と話す人は多いです。しかし、年末や正月になるとあちらの神社こちらのお寺とお参りになる方も多くいます...


#012
信仰の相続
~親から子へ、子から孫へ

信仰の相続

島根県大田市
妙蓮寺聖徒団団長
田平 義成

今年も残すところ三ヶ月となりました。日が経つというのは本当に早いもので、今年も大過なく一年が過ぎようとしています。この時期になると決まって「お上人、来年の身延(身延大会)はいつですか?仕事の休みをもらうから、決まったら早めに教えてくださいね。」と、毎年の身延大会を楽しみにされているご兄弟がいらっしゃいます...


#011
お題目の功徳は、大きく・やさしく・強いものです。

お題目の功徳は、大きく・やさしく・強いものです。

日蓮宗霊断師会 総務部 部員
東京都 感通寺聖徒団副団長
新間 正興

私の好きな言葉があります。それは「宇宙兄弟」という兄弟で宇宙飛行士を目指して月に行くというお話の中にあります。

宇宙飛行士を目指す主人公は、合格できる最終面接の際に、面接官から個別で一つだけ質問をぶつけられます。「死ぬ覚悟ってある?」...


#010
お寺を「かけ橋」に
~よろこびの人になろう~

お寺を「かけ橋」に

日蓮宗霊断師会近畿教区長(常任理事)
大阪府霊断師会会長
大阪府八尾市龍妙寺聖徒団団長
芦田 勝康

”よろこび”とはどのようなものでしょうか。

それぞれに多種多様なよろこびがありますが、お題目、法華経の信仰をもととしている聖徒の皆さんには、「いつもご本仏さまから守られている」という”よろこび”が心の深いところにあることでしょう...


#009
逆境の乗り越え方

逆境の乗り越え方

日蓮宗霊断師会代表者会議議長
埼玉県川口市實相寺聖徒団団長
松永 慈弘

あなたも、今までの人生の中で「逆境」に見舞われたことがあったかと思います。

逆境を乗り越えられない方もいますし、逆境を乗り越え幸せな晩年を迎える方もいらっしゃいます。それではどうすれば、そのような幸せな晩年をむかえることができるのでしょうか...


#008
現代によみがえる
阿仏坊(あぶつぼう)夫婦

続 編

現代によみがえる阿仏坊(あぶつぼう)夫婦

岐阜県郡上市妙法寺聖徒団団長
三木 一乗

夫・八十五歳、妻・八十四歳、聖徒である老夫婦のお話しです。この法話は、平成二十三年十二月一日発刊、よろこび法話の続編となります。それでは前回のあらすじから。

この老夫婦は、祖山・霊跡由緒寺院をはじめ、全国の日蓮宗寺院に参拝して〈御首題〉を頂戴する《御首題行脚》を続けておりました。しかし、平成二十二年は齢からの体調不良、平成二十三年九月下旬には夫が軽度の脳出血の手術。霊断のご教示により大事無く、術後一週間で退院し自宅療養となり、遠方を巡る《御首題行脚》を断念せざるを得なくなりました...


#007
いのち・合掌・今の自分

>いのち・合掌・今の自分

日蓮宗霊断師会 総務部 総務課長
栃木県さくら市妙福寺聖徒団団長
野澤 壯監

毎日寒い日が続きますが、全国の聖徒の皆さまには、ご清栄にて三秘正信ご精進のことと存じます。

各地で朝晩の寒さに震え、北国ではまだ厚い雪に覆われながらも、今月は早や立春を迎えます。そしてその前日が節分です…


#006
生かされている命

>生かされている命

日蓮宗霊断師会 教宣部 教宣課長
和歌山県和歌山市 妙宣寺聖徒団団長
蘆田 惠教

今日の日本人は寿命がどんどん延びて、男性の平均寿命も八十才を越えました。女性は八十六才、それは食生活の向上や医学の進歩のおかげであります。日本は世界でトップの長寿大国。大変喜ばしい事ではありますが、同時に病気を抱えている方も増加しております。高年齢による体の不具合や生活習慣病、また昔は無かった新しい病気の数も増えて、病気に対する新たな悩みが生まれているのも事実です。

お釈迦様の出家の動機は、「生老病死」という四つの苦しみに対する人生の無常を感じられたからです…


#005
生きて救われる

>生きて救われる

日蓮宗霊断師会 総務部 部員
岩手県遠野市法華寺聖徒団
阿部 是眞

法華経の譬喩品(ひゆほん)というお経に「三車火宅(さんしゃかたく)の譬え」というお話があります。

「あるところに大金持ちがいました。ずいぶん年をとっていましたが、財産は限りなくあり、使用人もたくさんいて、全部で百名ぐらいの人と暮らしていました。主人が住んでいる邸宅はとても大きく立派でしたが…


#004
お題目に生きる

>お題目に生きる

日蓮宗霊断師会 総務部 庶務財務課長
東京都新島 長栄寺聖徒団
光枝 妙珠

物があふれ、時代の変遷と共に何でも簡単に手に入れることができる現代となりました。

昭和初期にお題目に生きた一人の女性がいます。北九州小倉の小さな家で3人の男の子を育てておりました。ある日、いつも一緒にいた一番下の子が夜中に突然亡くなったのです。原因はわかりません。現代であれば…


#003
浄土はどこにあるの?

>浄土はどこにあるの?

日蓮宗霊断師会 教宣部 部員
和歌山県和歌山市安楽寺聖徒団団長
吉野 俊幸

今、自分が置かれている環境・状況に不満を言い、自分の不遇は周りの責任だと愚痴を言いたくなる時があります。周りのせいで私は不遇なのだと。あいつの指示に従ってこんなことに、あいつさえいなければこんな苦労は無かったのに・・。このような感情は大小の差はあれど、誰にでも経験があると思います。


#002
唱題行の功徳

日蓮宗霊断師会 霊断院 主任
青森県東津軽郡外ヶ浜町聞法寺聖徒団
工藤 堯慎

八月の祈願祭が終わった後、聖徒のある方が私に質問をしてきました。お上人さんは一心にお題目を唱えれば、思う事が何でも叶えられるといつも仰っていますね。私は、聞法寺様の聖徒となって今年で八年が経ちますが寂しいものがあります。


#001
御遺文を拝読

祖山(身延山)総登詣運動 『波木井殿御書』
弘安五年 六十一歳

妙法寺
蔵本知宏

釋迦佛は霊山に居して八箇年法華経を説給ふ、日蓮は身延山に居して九箇年の読誦也、傳教大師は比叡山に居して三十餘年の法華経の行者也、然りと雖も彼山は濁れる山也、我此山は天竺の霊山にも勝れ日域比叡山にも勝れたり、然れば吹く風も、ゆるぐ木草も流るる水の音迄も此山には妙法の五字を唱へずと云ふ事なし、日蓮が弟子檀那等は此山を本として参るべし、此則ち霊山の契也。

このお手紙は池上から御入滅の六日前に、身延山をご寄進下さった波木井実長公とお弟子や信徒に当てて出されたものと伝えられております。


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