日蓮聖人降誕800年
日蓮宗全国霊断師会連合会
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第38回
啓蟄(けいちつ)ってなに?

よろこびちゃん
啓蟄

啓蟄とは、二十四節気の一つで太陽の黄経が三四五度になったときをいい、現行の太陽暦で三月六日頃、二月節気のことをいうのよ。

「啓」は「開く」の意味、「蟄」は「虫などが土で冬ごもりする」という意味で、「虫などが土で冬ごもりしている状態」が「開かれる」ということで、「冬ごもりの虫が這い出る」という意味になるのよ。

つまりは、「あったかくなってきましたよね」「もう春ですね~」という日で、「さぁ働くぞ」と意気込み始める日のことなの。

また、この時期は三寒四温で、一雨降るごとに気温があがり、春に向かって日差しも徐々に暖かくなっていくわね。

昔は、この頃初雷(はつかみなり)が鳴り、これを聞いて虫が土中からはい出すと考えたので、「虫出しの雷」とも言われていたの。 でも「余寒いまだ尽きず」といった天候の季節にあたり、年によっては南国でも一時、雪になったりもするから油断しないようにしなくちゃ。

日蓮宗のお寺によっては、悪い虫が出てこないよう、良いことがどんどん成長していくように、啓蟄の御祈祷をするお寺もあるのよ。

みなさ~んもうすぐ春ですね~

倶生神月守を着けて心穏やかに春の訪れを待ちましょう!

イラスト 小川けんいち

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