日蓮聖人降誕800年
日蓮宗全国霊断師会連合会
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第23回
三途の川って何?

よろこびちゃん
三途の川って何?

この世とあの世の境に流れている川で、人が亡くなって初七日にこの川を渡ると云われてるのよ。

この時にこの川を渡る渡し賃が六文と云われ、葬儀に先立ち、亡き人を棺に納めた時に六文銭を共に納める(持たせる)と云う習慣になったのよ。

そうえいば大河ドラマの真田丸の旗印も六文銭よね。いつ命を落としても良いという覚悟も込められていたのね。

この三途の川は、亡き人の生前(生きていた時)の色々なおこない(善行・悪行)によって渡る場所が違うとも云われてるの。

善行の人は金・銀・瑠璃・瑪瑙などの財宝で作られた橋や船で渡るとも、また、悪行の度合いによって、軽度の人は流れの穏やかな浅い瀬を、中度の人は深く流れの急な瀬を、悪業の人は背丈のとどかない深い激流の瀬を渡る、とも云われてるのよ。

また、悪業の人の行くべき三つの道(途・みち)をあらわし、地獄道は、火責めや火で焼かれるため火途(かず)と云われ、餓鬼道は、刀・槍で切り突かれるから刀途(とうず)と云われ、畜生道は、共に食い合うから血途(ちどう)とも云われているわ。

この三つの途に行く為に渡る川と云う意味から、三途の川とも云われるようになったんだって。

この世での善行・善根功徳を多く積んだ人ほど安心して、この川を渡ることができると云われてるの。

日蓮大聖人も「お題目は三途の川にては船となる」とおっしゃられているわ!

この世でいっぱい善い行いをして、倶生神月守を常に着帯してお題目をお唱えして現世安穏・後生善処の道を歩みましょう。

私はとりあえずスイミングに通おっと!

イラスト 小川けんいち

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