日蓮聖人降誕800年
日蓮宗全国霊断師会連合会
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第18回
どうして仏壇やお墓にお花を飾るの?

よろこびちゃん

それはね、お釈迦さまが仏さまになる前、前世で修行していた時のこと。

『燃灯仏(ねんとうぶつ)という仏さまに会うことができたので、何かご供養したいと思いましたが、何もご供養するものがありませんでした。 そこで、近くにいた花売りの女性から五茎の青蓮華(しょうれんげ)というお花を買ってご供養した』というお話がお経の中に書かれているの。

これが、仏さまにお花をお供えするはじまりと言われているのよ。

ところで、聖徒の皆さんは、仏壇やお墓にお花をお供えする時に、正面をどこへ向けているかしら?

仏さま?それとも自分?

花をお供えするのは、「仏さまに美しいものをお供えし、仏さまをお飾りする」という意味もあるけど、それだけではなく「お供えする人の心を穏やかにし、仏道に励む心を養い、智慧を育てる働きがある」といわれるのよ。

花の供養をする私たちの心も清める働きがあることから、私たちへ向けて入れるのが普通になったんですって。

『生花は福をもたらし、枯花は死を示す』といわれるから、仏さま、ご先祖さまに、仏壇やお墓に花をお供えする時は、花が枯れないように心がけて、美しく新しい生気あるものをお供えしましょう。

よろこびちゃん

きっとあなたの心も元気にしてくれるわ!

さて、お花を持ってお墓参りに行~こぉっと!

イラスト 小川けんいち

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